waffle-firststepのブログ

はじめの一歩

中学準備

今年長男は中学生になります。

新しい環境が苦手な息子は、幼稚園入学時、小学校入学時と、慣れるまでにとても時間がかかりました。

そして、彼の特性を理解できていなかったこともあり、小学校2年生のときに不登校になりました。この不登校を機に息子や家族、自分自身と向き合うことになります。

とてもつらい時期でしたが、周りの人たちに支えられて、息子も私も成長することができました。私はこの経験を通して、自分の不安や心配事などは、しっかり周りに伝え、周りのサポートを求めることが大切だと痛感しました。息子が不安を感じやすく新しい環境になじみにくいなと感じながらも周りにそれを伝えることができず、息子はとても辛かったと思います。

 

夏休み明けに「先生がこわい」という理由で学校に行けなくなりました。

担任の先生が原因で行けなくなったので、先生に相談はするもののしにくいところもあり、、。担任の先生は息子を気がけてくださり、毎日放課後自宅を訪問してくださるのですが、息子は全く会いたがらず、、、。私もどうしていいかわからず市の相談室に電話をしました。とても優しい相談員さんで、悩んでいる私にすぐに会いましょうと言ってくださいました。その後何回か足を運ぶのですが、私がとても印象に残っていることは、そこに行くと息子はとても元気にたわいもない話をたくさんしてくれたこと。相談員さんが優しくお話しを聞いてくれたからだと思います。

また、私へのアドバイスとして、息子が求めているものは安心なんじゃないかなと言われたことです。当時の私にはその言葉の意味がいまひとつ理解できず、自分がよくない母親だから安心を与えられない、私は自分の子育てを後悔するばかりでした。当時の私は、パートでお仕事をしていたのですが、息子をサポートするにはお仕事との両立は難しくお仕事を辞めることを選びました。この決断がよかったのかどうかはわかりませんが、息子と向き合う時間はしっかりもつことができ、後悔はないです。

 

学校がすべてではないので、学校に行くこと以外の選択肢もありましたが、我が家の地域では小学生の不登校児が通うようなフリースクールが近くになく、色々考えた上で学校に安心して通えるようになることを目標に動き始めました。

まずは、息子が安心して学校を休める家庭環境(1週間弱休みました)、その後1週間ぐらい母子登校しましたが、登校にはつながらずまた2週間ぐらい休むことになります。その後、学校側の提案で、クラスに行くのが難しいなら門からすぐに入れる支援クラスを提案してくださりました。息子にはそれがあっていたようで、久しぶりに学校で息子が生き生きしている姿を見ることができ心の底から嬉しく感じました。10月頭頃から11月末頃まで約2か月ほど、息子のタイミングで登校し、給食が苦手だったので、一旦家に帰ってきて、また学校に行ったりとしながら過ごし、12月中旬ごろから朝から登校し、1日学校にいることができるようになりました。

 

息子の支援クラスでの様子を見ていたので、来年度からは支援クラスを希望しようと思い発達検査などもしました。結果は不安症とADHDの疑いという診断名でした。

息子は知的クラスの先生やお友達が好きだったので、知的クラスを希望していたのですが、知的に問題のない息子にはそこへの在籍は難しく、入るなら情緒クラスということでした。そこで問題が、、、息子は情緒クラスのお友達が苦手で行きたくないと言うのです。支援(知的)クラスでの息子の楽しい様子を見ていた私としては、支援(情緒)クラスに行く方が息子にとって負担も少なく安心して学校に通えると思っていたのですが、、学校の先生にも相談し結局は本人の意思を尊重して支援クラスへの在籍移行は見送り、今まで通り交流クラスの在籍を選びました。学校側もしっかり相談に乗ってくださり、3年生のスタートでは環境を整えてくださり、無事にそこからは休むことなく登校しています。

 

そして、いよいよ4月から中学生になります。息子は中学校へ行きたくないと言っています。理由を聞くと先生がこわそうーとのこと。先生がこわいというのが不登校の始まりでした。そのことを学校側にも伝えていたので、はじめ(低中学年)は優しめの女性の先生、次に(高学年では)厳しめの女性の先生、そして最後はこわめの男の先生と少しずつハードルをあげてくださいました。そのおかげで、今男性のこわめの先生でも登校できています。ただ、やはりこわい先生は嫌という思いが強いようので、中学校=怖い先生が多い=行きたくないと感じているようです。

 

先日担任の先生と面談をし、中学に向けての準備の確認をしました。入学前に本人の情報を中学校に伝えるとのことでしたので、情報として息子が先生がこわいかもしれないことにとても不安を感じていることを伝えました。担任の先生は、その旨中学校に伝えておくとおっしゃってくださいました。

また、個人的には発達検査を医療機関に依頼し、中学校へ情報として提供できたらと考えております。

 

数年前の私は、息子が他の子とちょっと違うと感じていながらもそれを自分自身が認めることができず、周りに相談もできず結果息子を苦しめていました。不登校を機に改めて自分自身を見直し、周りに助けを求めることで、息子も私もここまでくることができました。中学校では、ちゃんとやっていけるか私自身まだ不安はたくさんありますが、今できることの準備を行い、息子が安心してこれからを生きていくこと、不安を感じつつも乗り越えていく力を身に付けていくことを信じて周りの力を借りながらサポートしていきたいと思っています。周りの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。